さまざまな挫折を経験した人生の中で、かつての私は特にやりたいこともなく、自己肯定感も低い状態でした。しかし、寿司職人を目指し、お客様が目の前で喜んで寿司を食べてくれる姿を見たとき、ポジティブな気持ちと高揚感が芽生えました。寿司は単なる料理ではなく、人に感動や喜びを与えるものだと実感したのです。そのような体験が、私の人生を変えました。

今、世界中で日本の誇る寿司文化が高く評価されています。しかし、寿司職人が不足している現状を見過ごすことはできません。このままでは、日本が誇るこの素晴らしい文化が途絶えてしまうかもしれません。私はそれを食い止めたい。寿司を単なる料理としてではなく、文化や感動を伝える手段として、そして日本人が世界で活躍する新たな道として広めたいのです。

そのために、私は国際寿司職人協会を立ち上げました。この協会は、国内外の寿司店と提携し、日本から世界へと輝く寿司職人を輩出することを目指しています。2ヶ月という短期間で実践的な技術を習得し、卒業後は国内外での就職斡旋を行うことで、寿司文化を未来に繋げます。

日本の寿司を守り、世界に広めること。それが私の使命であり、この協会の目指すところです。私自身が寿司を通じて前向きになれたように、多くの人々にとっても寿司が新たな道を切り開く手段となることを信じています。そして、共に寿司の未来を築いていきたいと強く願っています。